アパートやマンションでテレビを見ていると、
「この音量、隣に聞こえてないかな?」
「dBで言うと、どこまでが安全なの?」
と不安になったことはありませんか。
ネットで調べると
「○dB以下なら大丈夫」
といった情報も見かけますが、実はdBだけで安全かどうかを判断するのは少し危険です。
この記事では、
テレビ音量のdB目安
時間帯・建物別の現実的な基準
dB以上に大切なポイント
を、分かりやすく解説します。
結論|テレビ音量の「安全ライン」は時間帯で変わる
まず結論です。
テレビの音量は、
昼間と夜間で“許容されやすいdB”が大きく変わります。
一般的な目安は以下です。
-
昼間(8時〜21時頃):50〜60dB程度
-
夜間(22時以降):40dB前後が無難
ただし、これはあくまで
**「トラブルになりにくい目安」**であり、
絶対的な安全保証ではありません。
dB(デシベル)とは何か?簡単に解説
dB(デシベル)は、音の大きさを表す単位です。
参考として、一般的な音の目安は以下の通りです。
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30dB:ささやき声、深夜の住宅地
-
40dB:図書館、静かな室内
-
50dB:普通の会話
-
60dB:テレビの音、少し騒がしい室内
この数字を見ると、
「50dBくらいなら普通じゃない?」
と思うかもしれません。
しかし、集合住宅では
その“普通の音”がそのまま隣に届くことがあります。
なぜdBが低くても苦情になるのか?
理由① 測定位置が違う
dBの数値は、
自分の部屋で測った音量です。
実際に問題になるのは、
-
隣の部屋
-
下の階
-
壁越し・床越し
で聞こえる音。
自室で40dBでも、
構造次第では隣では「はっきり聞こえる」ことがあります。
理由② 低音はdB以上に響く
テレビ音で特に問題になるのが、
-
BGM
-
効果音
-
男性の低い声
といった低音成分です。
低音は、
-
壁や床を振動させる
-
遠くまで届く
という性質があり、
dBが低くても不快に感じられやすい音です。
理由③ 夜は音が強調される
夜(22時以降)は周囲が静かになるため、
-
昼と同じ40dB
でも、
体感では50〜60dB以上に感じられることがあります。
これが
「音量下げてるのに苦情が来た」
というケースの正体です。
建物別|テレビ音量の注意点
木造・軽量鉄骨アパート
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音が非常に伝わりやすい
-
壁・床が振動しやすい
夜は40dB以下でも注意が必要です。
セリフが聞き取りにくいくらいが、安全ラインになることもあります。
RC造(鉄筋コンクリート)
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比較的遮音性は高い
-
ただし低音は伝わる
昼間は50dB前後でも問題になりにくいですが、
夜は油断しない方が無難です。
時間帯別|現実的なテレビ音量の目安
昼間(8時〜21時)
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50〜60dB
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普通の会話レベル
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ニュース・バラエティ中心
※映画・音楽番組は注意
夜(21時〜22時)
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45dB前後
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セリフ中心の番組向け
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BGMが強い番組は避ける
深夜(22時以降)
-
40dB以下が理想
-
音量より「低音カット」が重要
-
可能ならイヤホン推奨
テレビ音量で苦情を防ぐための実践的対策
対策① dBより「内容」と「音質」を意識する
同じ40dBでも、
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ニュース:問題になりにくい
-
映画・音楽番組:苦情になりやすい
音量だけでなく、
番組内容の音の性質を意識しましょう。
対策② 低音をカットする
テレビやサウンド設定で、
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低音を下げる
-
バスブーストOFF
これだけで、
下の階への影響は大きく減ります。
対策③ 夜はスピーカーを変える
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テレビ内蔵スピーカー
-
イヤホン・ヘッドホン
に切り替えるだけで、
トラブル回避率は一気に上がります。
対策④ 音量を上げすぎない工夫
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字幕を使う
-
ナレーション重視の番組を選ぶ
「聞こえるまで上げる」ではなく、
聞こえやすくする工夫が重要です。
やってはいけない考え方
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「dB測ったから大丈夫」
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「昼はOKだから夜も同じでいい」
-
「音量小さいから低音も大丈夫」
集合住宅では、
数値より“伝わり方”がすべてです。
まとめ|テレビ音量はdB+配慮で判断する
テレビ音量の目安としては、
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昼:50〜60dB
-
夜:40dB前後
が一つの基準になります。
ただし実際には、
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建物構造
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時間帯
-
低音の有無
によって、
同じdBでも印象は大きく変わります。
「dBを守っているか」より、
「隣で聞いて不快かどうか」を想像することが、
一番の騒音対策です。
少しの意識で、
テレビはもっと安心して楽しめます。
