アパートやマンションで生活していると、
「椅子を引いたときの音が大きい気がする」
「机や棚を少し動かしただけなのに、下の階に響いていそう」
と不安になったことはありませんか。
家具を動かす音は、本人にとっては一瞬の生活音でも、
集合住宅では騒音トラブルにつながりやすい音のひとつです。
特に夜間は、わずかな音でも目立ちやすくなります。
この記事では、
家具を動かす音がなぜ響くのか、
実際に迷惑になりやすいケース、
そして 賃貸でもできる現実的な防音対策 をわかりやすく解説します。
家具を動かす音が響く理由
理由① 家具音は「固体音(衝撃音)」だから
椅子や机、棚を動かしたときに出る音は、
空気を通る音ではなく、床や壁を直接振動させる固体音です。
この固体音は、
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床 → 天井 → 下の階
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床 → 柱 → 周囲の部屋
という経路で伝わり、
音量が小さくても「ゴゴッ」「ガタン」と不快に感じられやすくなります。
理由② フローリングは摩擦音・振動を増幅しやすい
多くの賃貸住宅ではフローリングが使われています。
フローリングは硬く滑りやすいため、
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家具を引く音
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擦れる音
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振動
がそのまま響いてしまいます。
特に脚が細い家具ほど、
床への接地面積が小さく、音が出やすくなります。
理由③ 夜間は音が「強調」される
夜間(22時以降)は周囲が静かになるため、
昼間と同じ音でも 何倍も大きく感じられる ようになります。
「一瞬だから大丈夫」と思っていても、
繰り返される家具音は苦情につながりやすいのが現実です。
家具を動かす音が迷惑になりやすいケース
次のような条件が重なると、特に注意が必要です。
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椅子を頻繁に引く(食事・作業)
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キャスターなしの家具を引きずる
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木造・軽量鉄骨の建物
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夜間や早朝に動かす
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下の階に寝室がある
こうした環境では、
家具音が「生活騒音」として認識されやすくなります。
家具を動かす音の防音対策【基本編】
対策① フェルト・保護パッドを脚に付ける
最も簡単で効果が高い対策が、
家具の脚にフェルトや保護パッドを付けることです。
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椅子
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机
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テーブル
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棚
すべての脚に均等に付けることで、
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引きずる音
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床との摩擦音
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振動
を大幅に軽減できます。
対策② 家具を「引きずらずに持ち上げる」
夜間は特に、
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少し持ち上げて動かす
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引きずらない
ことを意識しましょう。
一度の動作でも、
床に与える衝撃は大きく変わります。
対策③ 動線部分にラグ・マットを敷く
椅子を引く場所や、
家具を動かすことが多い場所には、
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ラグ
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カーペット
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防音マット
を敷くと効果的です。
床全面でなくても、
動かす範囲だけで十分効果があります。
家具を動かす音の防音対策【応用編】
キャスター付き家具に変える
デスクチェアなどは、
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滑らかに動く
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引きずり音が出にくい
キャスター付きのものに変えるだけで、
音のストレスが大きく減ります。
※ただし、硬いキャスターは床を傷つけやすいため、
ラグとの併用がおすすめです。
家具配置を見直す
家具が壁や床に無理な角度で設置されていると、
動かすたびに振動が大きくなります。
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床が安定している場所に置く
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壁に強く押し付けすぎない
といった見直しも効果的です。
家具音対策でやってはいけないこと
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夜間に一気に家具を動かす
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パッドを一部の脚だけに付ける
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吸音パネルだけで対策しようとする
家具音は固体音なので、
床の振動対策が最優先です。
それでも音が気になる場合の考え方
家具を動かす音は、
完全にゼロにすることはできません。
大切なのは、
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夜間は特に慎重に動かす
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音が出にくい環境を作る
という「配慮の積み重ね」です。
実際、
フェルト+マット+動かし方の工夫
この3点を意識するだけで、
トラブルに発展する可能性は大きく下がります。
まとめ|家具音は「床対策」でほぼ解決できる
家具を動かす音が響く原因は、
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固体音として床に振動が伝わる
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フローリングが音を増幅する
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夜間に音が目立つ
という点にあります。
対策としては、
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家具の脚にフェルトを付ける
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引きずらずに動かす
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ラグやマットを敷く
これらを組み合わせることが最も効果的です。
特別な工事をしなくても、
少しの工夫で家具音は大きく軽減できます。
気になる方は、できるところから対策してみましょう。
